Webマーケティングとは

Webマーケティングとは、Webサイトを通して商品やサービスを継続的に売れる仕組みを作ることで、オフラインのマーケティングと比べて、「低コスト」「計測データの可視化」「スピーディ」というメリットがあり、Webサイトをビジネスに役立てるためには必要不可欠です。
Webマーケティングには、ディスプレイ広告・検索エンジンマーケティング(SEM)・検索エンジン最適化(SEO)・コンテンツマーケティング・SNSマーケティング・Eメールマーケティング・リファラルマーケティング・アフィリエイトマーケティング・インバウンドマーケティングなど、様々な手法があります。
Webマーケティングをこれからはじめる方はいきなり施策から入らず、まず現状分析を行いましょう。現状分析を行わないと課題も分からず適当に施策を行うことになってしまい、効果が出るかどうか分かりません。
現状分析で今後の目標や課題を可視化することで、その後の仮説・検証を効率的に行うことができるようになります。

3C分析で現状を知る

3C分析を行うことによって、顧客・競合・自社についての現状を知ることができます。
3C分析は、「顧客(Customer)」「競合(Competitor)」「自社(Company)」の関係を把握した上でどうやって事業を成功させていくか、重要成功要因(KSF)を見つけるためのフレームワークで、それぞれの頭文字を取って3Cと呼ばれています。
分析は上記順番の通り、最初に顧客、次に競合、そして最後に自社という順番で行うことがポイントです。
この順番にする意味は、Webマーケティングでは顧客を理解することが重要なので、まず顧客から分析するということ。
そして自社の分析結果が他の分析に影響しないよう最後に分析すること。
この順番にすることでブレが少なく、より客観的な分析をすることができます。

市場・顧客(Customer)の分析

市場・顧客分析では、ターゲットとしている顧客の情報を洗い出します。
住んでいる地域、年齢、性別、どんな悩みを持っているか、どんな状況か、何を求めているか、何が好きで何が嫌いかなど、考えられる様々な情報は施策を行っていく上で重要なデータとなります。
合わせて、市場の規模や成長性、市場における顧客の年齢や性別など、統計データなどを参考に確認するといいでしょう。
調査方法は、過去の顧客データやSNS、アンケートやインタビューを行うなど様々なものがあります。
さらに調査結果から具体的なターゲット像をペルソナとして設定することで、よりピンポイントな施策を打ち出すことができます。

競合(Competitor)の分析

競合を分析することで、競合の持つ顧客の体験も見えてきます。Google検索を利用して、競合として設定する企業を3〜5社ぐらいに絞りましょう。
Webサイトの構造・デザイン・キャッチフレーズ・コンテンツや、SEO対策、SNSやメールマガジン・出稿しているリスティング広告などのマーケティング活動調査など、様々な角度から調査をしていきます。
さらにPVや直帰率・流入元・検索キーワードなど、より細かい調査は分析ツールを利用して行います。
Similar Webというツールの無料版で、競合サイトの概要をざっくりと調べることができるのでオススメです。他にも色々なツールがあるので、是非いろいろ試してみてください。
競合について色々な調査をして競合の顧客がどのような体験をしているかが分かってくると、施策も具体的に考えられるようになってきます。

自社(Company)の分析

最後の自社分析では顧客視点で自社をみる、ということが重要です。
今まで自社でやってきたマーケティング戦略が、顧客視点で見るとどうだったのかという点についても考えてみてください。
市場・顧客の分析、競合の分析をもとに、自社の強み、顧客に提供する価値を列挙します。
なぜ自社が顧客に選ばれているのかわからない場合は、アンケートやインタビューで直接聞いてみるのも手です。
Googleアナリティクスを導入している場合は、ランディングページやPV数の高いページなどを分析し、顧客が興味を持っているコンテンツはどういうものか、というところも見てみましょう。
ユーザーが興味を持っているコンテンツやニーズを知り、これから行っていくWebマーケティングに是非活かしてください。

最後に

さて、3C分析により現状が見えてきたと思いますが、分析結果から課題は見えてきましたか?
施策をしていく上で、Googleアナリティクスによる効果検証は必要です。
導入がまだの方は、使い方が分からなくてもとりあえず入れておきましょう。データが勝手に溜まるので、後々役に立ちます。
この記事が、Webマーケティングの第一歩として参考になればと思います。

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